Flanz Ferdinand、The Killers以後、雨後の竹の子の如く次々と売り出されるUKのニューウェーブバンド達。
Maximo Park、Kaiser Chiefs、The Futureheads等々、どのバンドも粒ぞろいで、新人とは思えない手練れたポップ・サウンドを聞かせてくれるが、正直私らはいかにも「ポスト・フランツ」な音に食傷気味なのである。 そんな中で、あのradioheadが所属する名門レーベルParlophoneと異例のスピード契約を結び満を持してデビューした彼らThe Departureのデビューアルバムは、個人的にはタダのフランツ・フォロワーで終わるはずがない何かを圧倒的に感じることが出来た。 このバンドが最も他のバンドより優れている部分、他のバンドに無い物を持っている部分、それは「ロック性」の強さに他ならない。ニューウェーブらしく捻くれてはいても、ギターが色っぽくうねる、ベースが気持ちよく跳ねる。ポップさ追求しがちな今のUKロックシーンにおいてこの傾向は貴重だし、ファンが求めていたものでもあるはず。 アルバムとしては、デビューシングル"All Mapped Out"のいかにも'80風味なサウンドから想像していた「ひたすらニューウェーブかぶれ」なイメージをいい意味で裏切ってくれた。アルバムの冒頭をドラマティックに飾る"Just Like TV"、ポップで歪んだ"Talkshow"等、意外にもバラエティに富んだ楽曲群。このクオリティで結成わずか1年というのだから末恐ろしい。 「最近似たような新人UKバンドが多すぎてどこから手を出していいのかわからない」とお悩みの方には、とりあえずこのThe Departureをお薦めしたい。 PR |
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