MUSE - Live at Earl's Court 2004

失神しかけた。涙は余裕で出た。
こんなオトがこの世に存在していいの？　これを直接聴いた人間が存在するの？
大袈裟だけど、そのくらいの音源なんだ、これは。
2004年、アールズコートでの単独ライブ。アールズコート展示場といえば、UKではウェンブリー（リバプールのホームスタジアム）に次ぐ巨大会場であり、ここでライブを行うこと自体がアーティストにとってはステータスになるのです。
そんな由緒正しき地において行われた伝説のライブの録音が本国のFMで放送されたらしく、そのプロ音源がこちらで落とせます。
音質が完璧。オーディエンスの歓声とボーカル、演奏の音のバランスが絶妙で、このままCDに出来そうなくらい。
サマソニで昇天した人も、行けなかった人も、まずは聴きましょう。話はそれからだ。
たっぷり19曲、ノンストップでどうぞ。


さて、聴きましたか？
では以下ひたすら陶酔の感想文へと続く。
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1. Intro + Apocalypse Please
ハナを切るイントロのセッションは妙に東洋的なリフから。一体どんな引き出しからこんなフレーズを取り出してくるんですか。
そしてアルバム"Absolution"でもオープニングを飾るこの曲、デクレァア～の「宣言」で一気に昂揚するのです。
2. Hysteria
さらにいきなりヒステリアですか。あのイントロ、ライブで聴くとカッコ良さ倍増だよね。大抵ベラミーがポーズを決めるし。
3. The Small Print
ストレートなギターロックの名曲。ずばりここでの聞き所は2点です。[1]2回目のAメロのベラミーの"イヤィヤィヤィヤィヤ"・・・イっちゃってる。あんまり笑わせないでくれ。[2]クリスのボーカルがハッキリ聞こえる貴重な音源。いい声してます。
4. Sing for Absolution
この曲のドラムの入り方が大好きなんだよね。1フレーズ待ってあのハーフオープンハイハットですよ。まったく泣かせてくれるよホント。
5. Micro Cut
え、これをやるの？　はい、やってくれます。ボーカルがえらいことになってます。
6. Citizen Erased
Origin of Symmetry攻勢。元々長尺で壮大な曲だけど、ライブだと更に数割増しの誇大妄想狂っぷり。
7. Interlude
変なことを発見しました。このピアノの間奏のコード進行、"Take a Bow"と殆ど一緒ですやん。
この小休止からピアノメイン曲ラッシュへのスムーズな転換。憎い展開だ。
8. Space Dementia
あのピアノを弾きながらあんな風に歌ってるかと思って脳内で映像置換するとクラクラしてきた。
9. Ruled by Secrecy
正直アブソの中ではそんなに聴く曲ではないんだけど、こうやって聴くとやっぱりいいね。
ドムの繊細なドラムワークもよく映える。
10. Sunburn
遂に1stからの曲が。あの頃と比べると大分マットの声が太くなって、アルバムで聴くよりずっしりとして聴き応えがある。
11. New Born
そしてニュウボォォン。この曲のピアノ→ギターの移動で再びマンソンギターうねりまくり祭りに上手いこと移行するわけです。
12. Butterflies and Hurricanes
はぁぁ・・・溜め息しか出ない。何度となく演奏されている中でも、この蝶々さんは最高の部類。
ちろりろりろりろ・・・のバタフライパートもいつもより多めに回っております。
13. Muscle Museum
おっと、意外な展開。これもやっぱりアルバムで聴くよりいいなあ。
14. Bliss
これ、ある意味一番感動しました。元のアレンジとライブのアレンジで入り方が違うじゃないですか。ギターカッティングから入るライブバージョンの方が絶対格好いいと思うんだけど、あのカッティングが完璧なんですよ。
この演奏を聴けることが最高のblissだよ、まったく。
15. Plug in Baby
そしてプラギンですか。私を殺す気か。
でも、ベラミーさん・・・最初の音外してるよ。軽くズッコケたよ。
16. Dead Star
なんでアルバムに入れなかったのかね、これ。この曲って、まさに丁度2ndと3rdの中間っていう感じで面白いよね。
ライブでも格好いいなあ。

以下アンコール。
17. Time Is Running Out
べりえ～大合唱。
ああ、私この場に居なくて良かったわ。居たらこの辺りで倒れてた。
18. Blackout
これだけ歌って弾いて暴れて、このバラードをこんなに丁寧に歌い上げるベラミーさん、あなたがもう恐ろしい。畏怖。
またこの後のMCが最高に格好良くて。
fuckin' great pleasure...
19. Stockholm Syndrome
もはやコメント不能。