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UK ROCK中心の音楽に全身まで浸かる日々。
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毎日通勤電車に揺られること片道2時間、することといったらひたすらヘッドフォンから流れる音で電車の振動音や駅の雑踏を掻き消すのみ。
私はプレイヤーで音楽を聴くとき、ただ垂れ流しにするよりは結構頻繁にボタンを弄って気分に合わせて曲やアルバムを選ぶ方です。
朝は景気づけにアップテンポな曲や爽やかで疾走感のある曲を。帰りには疲れを癒すため透明感のあるゆったり聴ける曲を。気分に合わない曲はスキップ。逆に聴いてみて気持ちの良くなった曲は2度、3度と再生。

最近はとにかく蒸し暑くて、あまり湿度の高い所謂UK的ナンバーは受け付けなくなってる。
アーティストごとに何となく季節感めいたものがあって、例えば夏のRadiohead。合いませんね。体感温度は5度くらい下がりそうだけど、一方で湿度が20%くらい上がりそうだ。例えば冬のAsh。違和感ありますね。夏と言えばTUBE、ではないけれど、彼らはまさにあ~夏休みなイメージがあるわけです。
そこで、じゃあこの季節に最も似合うナンバー、一番夏に聴きたくなるナンバーは何だろうと自分のミュージックライブラリをガサゴソしてみた。夏も真夏、カラッと気温33℃なナンバーがいい。
が、私の手持ちのCDは全体的に湿り気が多い。湿度80%といったところだ。こんなことではいかん、いくら英国ロックが好きだからといって自分の部屋に英国の万年曇りのジメジメ気象まで持ち込んでどうするよ。

それでも見つけたんだ、個人的に、聴くだけで夏を満喫できる『夏の一曲』と言える曲を。

Everything Must Go / Manic Street Preachers
(from their 4th album "Everything Must Go")

これよこれ。私は何故だかこれを聴くと本当に瞼の奥に入道雲がもくもくと立ち上る真夏日の海岸線をドライブするイメージが広がるのである。
スカッと爽やか、でもどこかUK的な陰影が奥底でチラチラ見え隠れするあたりが素晴らしい。湿度0%だとあまりに胡散臭すぎる、20%くらいあった方が温暖湿潤気候下の住人には心地よいのです。そもそもそう簡単に一筋縄ではいかないアーティストですから。

同様に秋の一曲、冬の一曲、春の一曲まで考えてはみたけど、それはまた季節が変わったら。
今はそろそろ終わりかけた夏をギリギリまで堪能させて頂きます。


投稿した後で思い出したのです。

"Everything Must Go"って、去年何かのCMで使われてたじゃないか。いや、何かというより、思いっきりビールのCM。

それでここまで真夏のイメージが意識の表層下にサブリミナル効果の如く植えつけられていたのか・・・

でもあのCMにマニックスを採用した人は、あの曲を聴いて真夏のビールが恋しい日を連想したわけだよね。太陽の下で体を動かして、汗だくになった後にグイッといただくビールに相応しい曲として選んだと。
・・・いいセンスだなあ。

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会社員(建築系技術職)
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Squarepusher聴きながら卒論の中間発表書いてたら脳みそ溶けそうになった。明らかに失敗。
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